記事の見出し(クリックでジャンプします)
- 1 Alsgaard(アルスゴール) 沈黙の国
- 2 AlNoble(アル=ノーブレ) エルフの棲む国。
- 3 ELParuda(エル=パルーダ) ハイ・エルフの棲む国
- 4 Berwald(ベールヴァルド) かつての交易都市
- 5 Falimdyna(ファリムディナ) 砂漠の国家
- 6 Grandina(グランディナ)皇国 至高神の血筋を名乗る国家
- 7 Lumituon(ルミトゥオン) ダークエルフの棲む国
- 8 Odile(オディール) 時空と隔絶する術を秘匿する孤島
- 9 Silves(シルヴェス) 「夜の続く国」魔族が占める
- 10 Valga(ヴァルガ)連邦国 独自宗教と文化をもつ戦乱の小国家たち
- 11 Zaf'on(サフォン) 騎馬民族の国家
- 12 ゾラの民 国家を持たず、交易権を持つ自由の民
(アルファベット順)
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Alsgaard(アルスゴール) 沈黙の国
【歴 史 と 現 状】
神話の時代から雪原に住む動物を糧とする狩猟民族がいくつもの集落を営んでいたが、ある時代、彼らの族長に遠い祖先で混じったらしい魔族の血が顕れ、それを恐れた住民たちが族長の血縁をすべて殺害。目前で妻子を殺された族長は完全な獣化を経て、集落をすべて滅ぼしたという。
以後、北方に魔族の棲む地域が控えるせいか、狩猟生活的には恵まれた森林をもちながらも大きな人の集団が定住することはなく、ひっそりと静まり返っており「沈黙の国」と呼ばれている。
過去の歴史のせいか、幽鬼の類が棲み付いている模様。
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AlNoble(アル=ノーブレ) エルフの棲む国。
オディール島東方の半島に棲むエルフ族。オディール島と僅かな交流がある。
人間の世界との接触を嫌う気質はエル=パルーダよりもやや緩やかで、外聞を広げるために大陸部に旅に出る者もいるが、種族内では変わり者扱い。
同じく月の女神を信仰する。
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ELParuda(エル=パルーダ) ハイ・エルフの棲む国
オディール島西方のエルフ族。冷涼な気候だが美しい土地で、エルフたちは外界と関わりを持たずに生活している。
東方の一族とは対立しているが、もともとは同じ一族だった。山岳森林地帯に住むために、俗称で『ハイエルフ』と呼ばれる。
月の女神を信仰する。
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Berwald(ベールヴァルド) かつての交易都市
【概 要】首都:アルハーゼン(Alhazen)
国王:シグリッド・ヴァルカーレ(Sigrid Valkare)35歳/独身 →画像
大陸のほぼ中心部に位置し、かつては東西の交易で栄えた国で、混血種族が1番多い。
北方を魔族の住むシルヴェスと隔てるアケロイディス山脈がそびえるが、古来から侵略する魔族とは決然と戦ってきた。ある意味、内陸部の守り手でもある。
ベールヴァルドとシルヴェスの間にある国は、何度も魔族による滅亡と侵略されることを繰り返してきた国で、国名も歴史も安定しておらず繁栄や平和とは縁のない国であるが、ここ数百年はおおむねベールヴァルドの保護下にあり、藩国的存在である。
保護を受ける代償に、この土地は魔族が攻めてきたときは戦場となり、ベールヴァルド本国のための緩衝地帯となっている。
魔族が本国に攻めてくるということは内陸部的にもかなりの脅威となるので、戦略的にも金と人と物資がかなり投じられている。
そのため居住している人間は、ベールヴァルドの駐屯軍を支えるための集団であり、それにともなってできた集落が主であり、国主はベールヴァルドに参内という形で避難している。
豊かな森林と交易の商業で潤う国であり、首都アルハーゼンには木工ギルドと鍛冶ギルド、商業ギルドの本部がある。
また、森や湖があるせいで自然の恵みも豊かである。
近隣諸国を脅かした勢いは今は過去の栄光になっているが、内政は安定し、再び内陸部の戦乱に巻き込まれるまではそれなりに平和な国であった。
グランディナとは薄氷のようではあるが、魔族と戦うという名目の元、一応の平和条約が結ばれている。
大陸でもやや北方に位置するため、冬の期間がやや長い。夏は清涼。オディールと気候風土は近い。
伝説の魔剣の作られた地。
エドゥアール王が戦争で亡くなったため、息子のシグリッド(35歳)が王位継承した。
戦場で自ら指揮を取る勇猛な王だが、思慮深くもある。
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Falimdyna(ファリムディナ) 砂漠の国家
【概 要】
王都:カラハ
国主:ムスタ・アルハリード(Musta ALKhalid)(24歳) → 画像
ヴァルガの南に位置する。豊かな川と美しいオアシスを幾つも持ち、緑溢れる土地。
もともとはサフォンと同じ民だったが、遊牧と移動を繰り返すうちに国家が分断した。
砂漠の民で、誇り高く独自の文化を持つ。
サフォンの首都トルキスから王都カラハまで、1044km。
サフォンとともに、名馬の産地でもある。
アシャ神(太陽)を信仰。月は太陽の別の顔とし、ラージャスと呼ぶ。
分裂後サフォンと敵対関係にあったが、百年ぶりにアルハリード皇子により、トルキス王室と婚姻関係となり、アルバスリー朝が成立。
ギルド連合の本部がある。
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Grandina(グランディナ)皇国 至高神の血筋を名乗る国家
首都:クリスタリア
聖皇:アンスガール(Ansgar)3世(前王の弟)38歳 →画像
現実世界におけるイメージ>>イタリア、ヴァチカン
皇帝一族がエウシェンの直系の子孫を自称する民族で、至高神『ラ・ハエル』を信仰。選民意識が強い。聖皇は最高司祭も兼任する。
また国民の殆どは至高神を信仰。
旧神に呪われることによってヴァンパイアとなった始祖、シェリダンはここに医者として居を構えている。
彫金、服飾、建築のギルド本部がある。
現在の聖皇は前王の弟であり、前宰相。
闇月姫アレクサンドラ(14歳)とよばれる兄の娘の摂政を担う予定でもある。
アレクサンドラはシャーマンの素質を持つ娘で、10元素と魔力を融合することができる。
錬金術界では最高位の才能だが、グランディナにおいては邪な才能とされ、彼女に皇位を譲るかどうか論争が尽きない。
本人は身分を隠して少年を装い学府にもぐりこみ、多種多様な知識の習得を趣味としている。
オブジェクトリーディング(人の持ち物から遠隔で生死や過去を透視する)才を持つ。
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Lumituon(ルミトゥオン) ダークエルフの棲む国
【概 要】
もともと古代原始文字に長けたエルフたちの中で、死者のみに許される邪術の力を得たため、エルフの故郷を追放されたものたちが自然と集まっていつしかできた国。内部の情勢は謎に包まれている部分が多い。
ダークエルフたちは隠語で「ムスタ(黒)」と呼ばれる(蔑称)
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Odile(オディール) 時空と隔絶する術を秘匿する孤島
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Silves(シルヴェス) 「夜の続く国」魔族が占める
【概 要】
魔族が多く棲むと言われているが、人間とは殆ど没交渉で内部の都市や詳細は不明。
(ドワーフ、ゴブリン、リザード、コボルトなど、人語を理解するものから殆ど獣に近い魔族まで多種多様におり、シルヴェス内でも頻繁に種族間の争いがあるらしい)
ヴァンパイアとウェアウルフの一族は確認されており、シルヴェスで一番大きく美しい都市、ナハトメレクにはヴァンパイアたちが住む。おそらく人間が立ち入っても無事な場所はこの都市ぐらいであろう。
ドワーフ族は時折その細工物をナハトメレクに売りに来ることがあるようで、芸術ともいえる逸品は非常に高価で取引される。
また、下等な魔族や魔獣が昔からたびたび人の居住エリアへ向けて襲撃を繰り返しており、シルヴェスに近い国は楯の役目を背負わざるをえない歴史があった。
魔力で白夜の期間を闇に置き換えており、「夜の続く土地」と呼ばれる。
天候モデルはツンドラ気候。傀儡ギルドの本部がある。
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Valga(ヴァルガ)連邦国 独自宗教と文化をもつ戦乱の小国家たち
【歴 史 と 現 状】
現在の代表都市:ベイロン(Beyron)
現実世界のイメージ>>アラブ諸国+北アフリカ
イメージ画像
東西に分かれており、その文化は複数の藩国や都市国家の集合体のため極めて多様であり特殊。中枢の代表都市は20年に一度遷都される。
各国の代表が集まった連邦政府は存在するものの、金と武力のある国家に主要役員を占められている現状であり、当然主張や意向は統一されていない。
連邦国として成立した当時は、巨大な国家が誕生したと恐れられたが、現在はいつ分裂崩壊、あるいは他国に植民地化されてもおかしくない。
全体的に小国家の戦乱が絶えず、国内情勢は不安定。難民がベールヴァルドやグランディナに絶えず流出している状態で、それが社会不安や騒乱を招くとして両国の悩ましい問題でもある。
乾燥がちで雨量も少なく、内政が不安定なためもあって、飢饉や疫病に見舞われることが多く、連邦として広い国土をもちながらも貧しい。
しかしレアメタルと呼ばれる錬金術等で使用される特殊鉱石が産出される。それらは魔族の禁呪の儀式で使われるため、ヴァルガ内では採掘は死罪に値するが、外部には高額で取引されるために盗掘があとを絶たず、組織的に採掘、売買している組織や小国もあるらしい。
また、奴隷と傭兵を売り物(産業)にしている小国もあり、噂では世界各地から「商品」を集めているらしい。奴隷には額に刻印、傭兵には左上腕に特殊な魔術的刻印を施されており、個を捨てたようなその忠誠心、兵士としての果敢さは名高い。
この印を破るにはかなり高度な術士でなければ不可能で、失敗すると人格の崩壊を招く。
請われれば、ダークエルフが法外な報酬で破術を請け負うらしい。
東方より伝わった火薬のギルド、錬金のギルドの本部がある。
【信 仰】
宗教は西方の大半の国家が信仰する神々を一切崇めず、西は大地神、東は火龍と信仰する対象が異なる。これはクリスタローシュ東方の影響が強いらしい。
かつて、東方の大国から落ち延びた王族の姉弟が説き広めたとも言われている。
東西ともに千里眼を持つ僧がおり、左目をつぶしていれば未来を、右目をつぶしていれば過去を見ることができるという。これも東方の宗教的影響である。
(太陽はまぶしくて見えず、背をむけてその明るさを知ることからの寓意)
【気 候】
気候はステップ気候(年間を通して降水量は少なく雨季には少量の雨が降る。
昼と夜の気温差が激しい)一年中あるいは乾季のみの間中緯度高圧帯の影響下に入るため、
日本で言う秋晴れのような乾燥した晴天が続く。
雨季にはある程度の雨が降るが、年間平均降水量は250~750mmとやや少なめである。
植物の自生は可能であるが、森林ではなく、草原になる。また、過放牧や過耕作、水源の枯渇などにより砂漠化(土地の不毛化)が進んでいる。
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Zaf'on(サフォン) 騎馬民族の国家
【概 要】
首都:トルキス
国主:ザイド・マーリク王(Zayd Malik) 53歳
かつてはファリムディナまで至る大国であったが、少数民族の集合体であり、水と獣を求めて移動が多かったために、やがて国土は分断され、それぞれの土地に定住した民がサフォンとファリムディナを建国した。
しかし長く対立の歴史が続き、ファリムディナのアルハリード皇子との婚姻が成立するまで争乱の歴史を紡いだ。
騎馬民族である関係で、ファリムディナと並んで優秀な馬を多く産出するが、彼らにとっても大切な財産なので他国へ売買などされる場合はかなり高価なものとなる。
人の流れが頻繁だったためか情報の集まる地点でもあり、いつしか冒険者ギルドが成立。現在、本部があり日々各地のギルドへと依頼を送る。
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ゾラの民 国家を持たず、交易権を持つ自由の民
領土としては広大ですが統一国家ではないことと、小国家の発言力が強いこともあって連邦としてのまとまった動きをとるのは難しいのが現状。